
【渇水回避】
7月の新潟の降水量例年の2%。35℃超えが続く8月、7日にようやく待望の雨。ホッとしました。エンジンポンプ4台の切り盛りで渇水状態は何とか乗り切れました。今のところ順調に育っているので、ご予約いただいたお米はきちんとお届けできる、はず。「はず」多用農夫。
⇩本文とは関係ありません。良い写真だったので。あくまでも孫と祖母の関係です(笑)。

【原発設計者の弁】
工学博士で元・東芝の原発設計技術者の方のお話を伺える貴重な講演会がありました。設計に際し、縮小モデルの原子炉の建物を造り、振動による破壊試験を初めて取り入れた方です。一番の主張は「安全性を十分考慮した基準値震動を決められない以上、原発の耐震設計などできない。自然現象の評価の限界など決められない。」という明確なこと。今ある原発も昔の基準で震動値が低いもの。それを超える震動が出てきている。センサーや水位計の故障・溶接の際の小さな穴など小さなことから大事故につながる。福島の事故でも中に入れない以上、原因を解明できない。
原発が安全だと言い切れるはずがありません。しかも柏崎原発は中越地震で被災している上、その地盤の弱さが指摘されている。それなのに、原発の是非を問う県民投票の15万筆の申請も認められず稼働に向けて動いている。利権の力。
しばしば柏崎原発のことを書くのはここで農業を続けられるかどうかの問題だから。ちなみにそこで作られる電気は全て関東に送られます。新潟から遠い方々にも身近な問題としてとらえてもらえるといいなぁ、と思います。選挙の際、原発の是非を参考にしていただくとか。
【「世の中はこうだったら良いよね」】
高校の同級生でお米を買ってくれている人が何人もいます。その中の一人のメッセージ。
「お米の購入一つとっても、『世の中はこうだったら良いよね』と思うスタイルを、手の届く範囲で実践してきた事の結果にも感じています。 とにかく応援しています!」
その通りだなぁとしみじみとうなずく。生産者が希望する値段に納得し、何らかの関係のある方々が直接お米を買ってくれる。それはまさに双方に理想の在り方。それが一人ずつ増えて120件ほどのお宅のお米を担う今があります(新規の方をお断りせざるを得ないのが心苦しいところ)。お米を届けることに感謝をいただける相互の信頼関係を誇りに思います。
その彼、世田谷区でコーヒー店を営んでいます。上質なコーヒーを出してくれます。コーヒーお供用にアレンジしたというサーターアンダギーも美味しい!
DAY DRIP COFFEE

世田谷区経堂5丁目14−5(最寄り駅は千歳船橋)是非くつろぎに行ってみてください。12~19時、月~水定休。ネット販売もあり。
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