

【日照り】
深刻な日照りです。まともな雨はいつだったか忘れてしまいました。7月下旬からは穂を作るために水が必要な時期。待っていても水が来ないのでエンジンポンプで最短距離の川から水を揚げます。点在する29枚の田んぼが干からびることがないように集落内を軽トラで走り回っています。ポンプのガソリンを1日に25ℓ使ったりします。川の水がなくなりませんように。 うちはなんとか乗り越えられそうですが、枯れ始めてきている田んぼもあるようです。このまま天気予報通り降らなければ、首相の言う無責任な「増産」どころか、深刻な凶作になりかねない状況です。
【農作業の旬、7月】
おそらく田んぼの面積の2.5倍ほどある草刈り。お盆までに2回目を終わらせたいと励んでおります。暑いです。こんな山中でも連日34℃超えです。7月初めにはケイ酸ミネラル分追肥。 その後、中干・溝切りをして最難関仕事の内畦土側溝の泥上げ(下写真)。計800mはいつものごとく完遂できず。優先順位を付けてやっています。田んぼが良く乾いたら再度水入れ。7月下旬から穂に栄養を与える肥料撒き。水管理は8月下旬の完全落水までもうひと頑張り。

【百姓の一喜一憂】
田んぼにはときおり水の吐けない箇所があるものです。そこは年々農機具がヌカリそうになっていきます。数年前から排水口を作りたいと思いつつ、労働の億劫さに負けていた所。年々老いてしんどくなることは明白なので、ついにスコップを握りました。
深さ60㎝長さ5mほどのスコップ作業。ようやく掘り終わると思いきや、待ち受けていたのは大きな岩!その大きさにたじろぎつつも、どうにか回避できて埋め戻しました。良しよし。 しかし…溝切りをして排水の段になると、溝の中の水が残っている!排水口をあと5㎝低くしなければいけなかった!直す気力体力は無し。「そのうちね、そのうち」と自分に言い聞かせて放置。暑い日が続いたら、溝の水も消え、良く乾いていました。これならまた土を掘り返さなくていいやと、胸をなでおろした一件でありました。
コメント