【稲刈り後あれこれ(マニアック系)】
稲刈りを終えると、雪までにやりたい農作業が待っています。
①コンバイン掃除
稲刈り最後の田んぼの脇でエンジンポンプで泥を落として自宅に戻ります。複雑な機械、あちこちにはまり込んだワラと機内に残ったモミを丁寧に取り除きます。ギアやチェーン、関節部分が多く全部で2日間は見ておきたい作業。油を差しエンジンオイルの交換も毎年行います。買ってから5年使った去年、農機具屋さんに整備をお願いしました。車検はないですがそのようなイメージです。機会をバラして掃除し、各部品のチェックと交換。整備の請求、驚くなかれ34万6千円。特別に高価な部品代があったわけでもないノーマルな代金です。

②稲刻み
稲が転んで水に浸り時間が経つと質が落ちます。時には芽が出たり。そういう稲は手刈りで捨てていきますが、広範囲の場合、泣く泣く刈ること自体を諦めることが稀にあります。残しておくと春にトラクターの刃に長いままの稲が絡まって耕せなくなります。それを取り除くのはとても手間が掛かるので、あらかじめ刻んでおきます。今年みたいに秋に雨がたくさん降ってヌカってしまうと、コンバインのキャタピラから泥が稲に落ち、倒れて刈れずに残ってしまうことも多々あります。全部の田んぼを周って刈り残しの稲を刻んでいきます。

③モミ殻処理
脱穀には大量のモミ殻が出ます。燻炭(モミ殻の炭)を作って春に田んぼに撒く(雪解けを早める)のが最適。が、時間と手間が掛かるので自分は出来ていません。田んぼに撒いたり燃やしたり。かなりの量の灰、田んぼに撒ければ良いのですが、これまた山仕事の再開の時間制限もあるので近場の邪魔にならない所に撒いてしまいます。一輪車で60往復くらい。

④水路掃除
春にもする水路掃除ですが、秋にやっておくと楽になります。草刈りしてスコップや鎌を使ってきれいにします。全長1㎞くらいあるので、気力体力雪次第となります



⑤土工事
ヌカる所や給排水口など気になる所を治します。一輪車で砕石を運ぶことも多いです。左写真は農機具の出入り口が急なのを治しているところ。バックホーが欲しくなります。

⑥事務的には来年の肥料設計と注文。そして最も大切な年間予約の確認。100数十件のお客様、誰に何㎏送って、足りないのか余るのか。ご希望に添えないのは辛い。今年は豊作で安堵。
農作業に見切りを付け、最後にストーブの薪作りを終えて雪の季節となるのでありました。
11/18~19で45㎝の雪。間に合って良かった。


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